語りたいこと語ろうぜ

情熱だけで書いてます

世界で一番優しいバンドの話

BUMPOFCHICKENについて話したいと思う

 

けど正直全然まとまる気がしない

綴りたい気持ちがあるのに

溢れるこの感情をどうかけばいいのか

ほぼ誰にも読まれることのないものだと分かっていながら、書き出しさえもうまくかけない

 

それくらいにわたしにとって

BUMPOFCHICKENというものは

大切なんだなぁと思い知らされる。

 

小学5年生の時に出会ってから

熱量の違いはあれど

ずっと一緒に生きてきた

確かにシングルを買わなくなった時もあった

というか、むしろ、親友がどハマりしなければここまで再燃することもなかったかもしれない。

 

けどやっぱり一緒に生きてきた感覚はある。

そして、今の私の心の10%くらいはBUMPOFCHICKENに作られてると思ってる。

ちょうど人間形成の真っ只中

思春期の時に出会って毎日体に取り込み

力をもらい大きくなってきたから。

私の心は少なからずBUMPOFCHICKENに育てられたのだ。

 

いじめられていて

自分の殻に閉じこもっていた時はギルドを聞いて私の心の内を遠くの人たちが見透かしてくれている事に驚いた

 

"愛されたくて吠えて

愛されることに怯えて

逃げ込んだその隙間から

引きずり出してやる"

 

人の目ばかりを気にして、嫌われたくなくて

自分の意見を言えず周りに合わせて笑っていた自分にオンリーロンリーグローリーが刺さった。

 

"笑われることなく

恨まれることなく

輝く命などない

眩しいのは最初だけ

目隠し外せ

ほら夜が明けた"

 

失敗するのが怖かった

嫌われたくなかった 

何をしてもうまくいかない自分に嫌気がさしていた時にグイッと力強くダイヤモンドが私を引っ張ってくれた

 

"何回転んだっていいさ

擦りむいた傷をよく見るんだ

真紅の血が輝いて

今は生きてると教えてる

硬いアスファルトの上に

雫になって落ちて

今までどこをどうやって歩いてきたのかを

教えてる

 

大事なものは

いくつもないさ

後にも

先にも"

 

傲慢で自分勝手な自分が嫌で

人にどう接していい変わらなくて

優しくなりたいと願い続けていた自分に

 

"優しくなりたいと願う

君は誰よりも優しい人"

 

というStage of the ground の歌詞は

ほんとうに?

そうだと嬉しいし、そうありたいと

思い続けていた。

今でもそうだ。

 

 

 

恨まれることなく

笑われることなく輝く命はないんだ

そう思われてもいい!!

と自己表現ができるようになった

 

転んだっていい

血が流れるから生きている

自分が生きている

と思えるから何回でも転べた

 

愛されたくて吠えるのは

自分だけじゃない

愛されることに怯えるのは

1人じゃないんだ

と思えたことで安心して

そんな気持ちをわかってくれる

優しい人たちと出会えて嬉しくてなんども涙が出た。

 

不安定な心を内側から満たして、

心のバランスが保てるまで優しさを注いでくれたのは、遠くの地にいるバンドだった。

 

私が私になるまでに

たくさんの言葉と音を注いでくれたのは

BUMPOFCHICKENだった。

 

だから変なことを言うようだけど

というかもうずっと変なことを言ってるからいまさらなのだけど、

ライブに行くと身体中の細胞が喜ぶようなざわざわとした感覚に陥る。

「あぁ、私の心の原点だ」

「帰ってこれる場所にただいまが言える」

と自分の体が喜んでいるのがわかるのだ。

 

BUMPOFCHICKENのライブに行くと

十中八九涙が止められなくなる私だけど

理由は体が喜ぶだけじゃない

 

 

BUMPOFCHICKENの優しさに触れるからだ。

 

 

どんな時も愚直に

優しいんだ。

目に見えない些細な事や

名前のつけられない気持ちを

丁寧に拾い上げて

泥を払って

ふいて、

なでて、

包んでくれるような言葉に

毎度毎度「こんなにも優しい人たちはこの世にいない」と泣いてしまうのだ。

 

"疲れたらちょっとさ

そこに座って話そうか

いつだって僕らは

休む間も無くさまよった"

 

この唄を聞いたことで

自分のつよがりに何度気づけただろう。

メロディーフラッグというこの曲は

私の心の目印だ

 

 

"君が未来に零す涙が

地球に吸い込まれて消える前に

ひとりにせず 掬えるように

旅立った唄 間に合うように

 

太陽が忘れた路地裏に

心を殺した教室の窓に

逃げ込んだ毛布の内側に

全ての力で輝け 流れ星"

 

目立つところにいなくても

いないからこそ

そこ寒いよねって毛布を持ってきてくれてる

流れ星の正体を聞くたびに感情が緩んで潤んでしまうのはそんな優しさがじんわりと伝わっていくからだ。

 

後話が脱線するかもしれないが

私は「誰かが」「誰かに」「会いたい」

と願う気持ちにめっっっぽう弱い。

そういう、わたしのウィークポイントを

BUMPOFCHICKENはグッサグサ付いてくる。

 

"そこに君がいなかったこと

そこに僕がいなかったこと

こんな当然を思うだけで

今がこれほど愛おしいんだよ"

-R.I.P-

 

"ああ 君がここにいたら

君がここにいたら

話がしたいよ"

-話がしたいよ-

 

"君がいるのに いないよ

君の昨日と明日に

僕もいたい"

-You were here-

 

過去も現在も未来も

会いたいと叫ぶ切なさが

どうしようもない願いが

私の心を貫いて抜けなくなる

 

そしてまたこんな歌詞の時の歌声も

相乗効果で滅多刺しになるのだ。

 

今まで話した曲については

じっくり聞くとウルウルきてしまうだけだが

どこにいても

どんな状況でも

周りが心配するからくらい泣く曲がある。

我が親友はよく知っていると思う。

 

リボン / BUMPOFCHICKEN

 

もうこの曲は抜粋ができない

抜粋しようと思ったらただ歌詞を書き連ねることになる

 

この曲はいつも私たちに向けて

歌を届けてくれるBUMPOFCHICKENが

自分たちへのメッセージを最後の最後にちょこっと混ぜた曲だ。

昔の名曲達のエッセンスがそこかしこにちりばめられていて

だけど、20年という年月を過ごしてきた歴史も垣間見える唄になっている。

 

この曲を聞くたびに

繋いできてくれて

結んできてくれて

ありがとう

あなた達がどんな嵐の中でも、リボンを結んできてくれたから

息を読みあって、一度も解かずにいてくれたから私たちも生きてこれたんだ

と何度でも繰り返し叫びたくなる気持ちが涙に変わるのだ。

 

ドライブしていたと流れ出すと涙で前がなじむのであえて飛ばしている。

 

BUMPOFCHICKENと生きてきて

10年以上は経ったが

こんなに長い間一緒に生きてきてくれるとは

思っていなかった。

BUMPOFCHICKENに出会っていなかったら

どんな私になっていたんだろうと

考える時がある。

 

BUMPOFCHICKENという優しくて面白くて

海のようなバンドと出会えて

育ててもらえて

ほんとうに良かった。

 

 

この文章の半分以上が

私がBUMPOFCHICKENで泣く理由

みたいなことになったし

語りたいことはまだまだ出てくるけど

ただひとまず言葉にできて満足した。

 

今後の密かな夢としては

自分の子供と車の中でBUMPOFCHICKENを聞くことだ。

 

そしてその子がどこか別の場所で

BUMPOFCHICKENの音楽と出会い

「あ、これお母さんがよく聞いてる曲だ」と気づき、その曲とその子が新たな関係を作っていってくれたらいいなと思う。

 

そうして私を育ててくれたBUMPOFCHICKENが私の血を通して脈々とうっすらと繋がっていってくれたら嬉しい。